岡本には､打ちたいと思うあまり上体が前に出る悪癖があり､二岡打撃コーチらとともに修正に取り組んでいる｡高橋監督もその悪い癖を感じ取ったようで､｢いい時と悪い時がある｣と分析｡岡本自身は｢言われたことがすぐに自分のものになるとは思っていない｡まだまだです｣と課題であることを感じている｡

　巨人が１９日、宮崎秋季キャンプを打ち上げた。「１日１５００スイング」がノルマだった「地獄の秋」を乗り切り、来季の飛躍が期待されるのは岡本和真（２１）だ。
　昨季は村田と三塁を争ってポジションを勝ち取れず。今季は外野に回り、「７番・左翼」で開幕スタメン出場したものの、１５試合の出場に終わった。超高校級の長距離砲として２０１４年のドラフト１位で入団。来季は勝負の４年目を迎える。
　球団はこのオフ、正三塁手だった３６歳の村田を戦力外にした。今季、左翼に挑戦した岡本のためにポジションを確保。高橋由伸監督も今秋から再び三塁を守ることを指示し、いよいよこの和製大砲候補を三塁で使うと思いきや、開幕三塁で後半戦から二塁へ回ったマギーが残留濃厚。今季は打率リーグ２位の好成績で、あるコーチによれば、来季は本職の三塁を守るという。

「１年を通じてマギーを二塁で起用するのは負担が大きいというのが高橋監督の考え。阿部の状態次第で一塁へ回ることはあっても、基本的には三塁。岡本は三塁か左翼か一塁だが、左翼にしても、バレンティンかゲレーロを補強するとの情報がある。一塁には阿部がいて情勢は厳しい。村田がいなくなっても、打撃面で打率２位か本塁打王獲得歴のある助っ人と勝負しなければならないのです」（チーム関係者）
　今季はマギー、村田、阿部が主なライバルだったが、村田が消えて新助っ人大砲が加わるかもしれないという構図。ハードルが高いのは変わらないのだ。
「入団以来、守備位置は三塁、左翼、三塁とたらい回しになっている。もし来年も定着できないようなら、ここ数年レギュラー不在の二塁へ回せ、なんて声も出かねない。動きが鈍い岡本に俊敏性が求められる二塁は無理、というのが首脳陣の見解ではあるが、今季は１８５センチ、１００キロのマギーが務めている。岡本は１８５センチ、９６キロとほぼ同サイズ。言い訳にはならないのです」（前出の関係者）
　来年の今ごろ、「二塁へコンバート」とならないためにも、岡本にとって大事な一年になりそうだ。

　巨人の岡本和真内野手（２１）が２２日、地獄の秋季キャンプの思わぬ“後遺症”を告白した。宮崎での約３週間に及ぶ猛特訓を終え、１９日に帰京したばかりだが、２０日の休養をはさんで連日Ｇ球場で練習。「もともと体を動かすことはあまり好きじゃないんですけど…」と言いながらも、「キャンプであれだけやったからか、家にいても落ち着かなくて、無性に野球がやりたくなるんです」と苦笑いを浮かべた。
　その言葉通り、この日はダッシュ走を終えると、休む間もなく室内練習場でマシンを打ち込んだ。キャンプでは二岡打撃コーチの指導を受け、右足の使い方を修正。習得中の新フォームで、鋭い打球を連発した。「まだまだですけど、意識してやり続けることが大事だと思います」。宮崎では朝から晩まで練習漬けの過酷な日々を過ごしていたため、体を追い込むことがクセになってしまったもよう。村田から受け継いだ背番号「２５」を自分のものにすべく、ハードなオフは続く。

巨人でレギュラー取る前に結婚か？次の人生考えろ！

　巨人の岡本和真内野手（２１）が２３日、「ジャイアンツ・ファンフェスタ２０１７」（東京Ｄ）を爆笑トークで盛り上げた。
　まずは、最近の気になったニュースを問われ「え〜と…森友学園の…」とジャブ。さらに、「最近、ＪＫ（女子高生）の間で『フロリダ』（風呂に入るから離脱する）という言葉がはやっているらしいんですけど、『フロリダ』と言われたらアフリカのことだと思うじゃないですか」と真顔で言い切り、司会者からすかさず「いや、アメリカです」とツッコまれていた。

　岡本､田口､中川､河野の4選手がステージに上がり､今年のニュースを振り返る｢2017年を振り返る選手たちー｣のコーナーです｡ニュースといえば｢今季のプレーが…｣とか｢子供が生まれて…｣などといった身近な話題を想像しますが､岡本選手がいきなり｢○○学園の問題が…｣と社会的な話題を挙げ､質問したアナウンサーをたじろがせていました｡河野選手もトランプ米大統領とその娘のイバンカさんの訪日をあげるなど､社会的な話題にも興味があるようです｡

　巨人のファンフェスタ（２３日、東京ドーム）で、まさかのハプニングが起きた。
　会の終盤で行われた「ジャイアンツ大運動会」中の綱引きでのこと。司会者に「勝負のキーマンは？」と聞かれた黄色チームキャプテンの岡本和真内野手（２１）は、メンバーをぐるりと見渡すと「山口俊さんです」と思わずポロリ。今季出場停止処分を受けていたこともあり“ひっそり”参加していた山口俊投手（３０）もあわてて「シー！」と制したが時すでに遅し。結局その影響もあってか、黄色チームは瞬殺されてしまった。
　この一部始終を「コメンテーター」として見ていた阿部慎之助内野手（３８）は、敗因を聞かれるなり「（岡本）和真が山口俊の名前を出した時点で負けると思いました」とニヤリ。場内は爆笑に包まれた。

　岡本が、ド天然ぶりを発揮していた。東京Ｄで行われたファンフェスタのトークショーで、興味や関心を問われると、最近の女子高生の間で『フロリダ』（風呂に入るから離脱する）という言葉がはやっていることに触れ「『フロリダ』と言われたら、アフリカのことだと思うじゃないですか」と真顔で話した。すかさず司会者からは「いや、アメリカです」と鋭く突っ込まれていた。

　巨人・岡本和真内野手（２１）が２５日、中学時代の先輩であるドラフト１位の中大・鍬原（くわはら）拓也投手（２１）の援護に意欲を見せた。岡本にとって鍬原は、奈良・橿原磯城（かしはらしき）シニアの１つ上の先輩で、加入を「とても楽しみです」と喜んだ。
　同シニアでは鍬原が３年、岡本が２年時に「ジャイアンツカップ」で全国３位。中学時代の後輩について、鍬原は「ずっとタメ語使ってくる。なめてましたね（笑い）」と、当時を思い返した。
　しかし、あれから“大人”になった岡本。２１日の新人の球団施設見学では、鍬原が寮見学中と聞くと、Ｇ球場での自主トレを終えるとすぐに会いに向かった。寮では「よろしくお願いします」とあいさつ。「何、そんなにかしこまってるの。一緒に頑張ろう」と返され、共闘を誓い合った。
　プロでの経歴こそ鍬原より長いが、「（自分はプロの）先輩じゃない。結果を出さないといけない」と、背筋を伸ばした岡本。会心ならぬ、改心の一発で奈良の先輩ドラ１を援護する。