【野球】巨人 岡本和真
☆1996・6・30生
☆183㌢95㌔
☆右投右打
☆奈良県出身
☆智弁学園高─巨人(14年1位)(*´-`)
☆183㌢95㌔
☆右投右打
☆奈良県出身
☆智弁学園高─巨人(14年1位)(*´-`)
打球は横っ跳びする遊撃のグラブをかすめ、左前へと転がった。左翼から本塁への送球間に二塁ベースにたどり着いた岡本は、満面の笑みでベンチに向かって右手を上げた。同点の５回２死で丸が中堅フェンス直撃の二塁打を放った直後、二木の初球フォークを捉えた。勝ち越しの左前適時打は２試合連続の決勝打になった。
１、２打席で走者を置きながら空振り三振に倒れていただけに、「前の打席、チャンスで凡退したのでなんとかしたかった」と、体の開きを微調整して打席に入った。二塁から本塁への丸の激走にも助けられ、「丸さんが頑張って走ってくれました」と感謝した。
昨季、初球を捉えた打球は６７打数２５安打、打率３割７分３厘、７本塁打、１４打点。今季も試合前までは２９打数１２安打、打率４割１分４厘、２本塁打、５打点と好結果を生んでいる。８回先頭でも右前安打を放ち４試合連続マルチ安打。ここまで交流戦は、４試合で１６打数８安打で打率は驚異の５割で、１本塁打、３打点と本来の姿を取り戻した。
１、２打席で走者を置きながら空振り三振に倒れていただけに、「前の打席、チャンスで凡退したのでなんとかしたかった」と、体の開きを微調整して打席に入った。二塁から本塁への丸の激走にも助けられ、「丸さんが頑張って走ってくれました」と感謝した。
昨季、初球を捉えた打球は６７打数２５安打、打率３割７分３厘、７本塁打、１４打点。今季も試合前までは２９打数１２安打、打率４割１分４厘、２本塁打、５打点と好結果を生んでいる。８回先頭でも右前安打を放ち４試合連続マルチ安打。ここまで交流戦は、４試合で１６打数８安打で打率は驚異の５割で、１本塁打、３打点と本来の姿を取り戻した。
４試合ぶり、交流戦に入ってからは初めて４番の“定位置”に戻って来た。原監督は「まあ、９人野球というね、１０人野球から９人野球に変わったという中での、最善策というふうにね。本人の調子も上向いているというところで、こうなったというところです」と説明。「ああいう場面で出るようになると、非常にやはりチームの中では、信頼感というのもさらに大きくなるし、本人も大きく、また成長する糧となると思いますね」。４番から外し、復活への猶予を与え、戻し、期待に応えてくれた岡本への賛辞は止まらなかった。
原監督の教えを基に、最近の打撃練習ではノーステップ打法に取り組んでいる。打撃のバランスを整えるためで、「やっぱり打ちにいっても、手が遅れたり、逆に手が早くて足（下半身）が遅れたりすることがある。体の使い方がイメージしやすくなる」。そんな日々の工夫も打棒復活へのヒントになった。
岡本は「まだ何があるのか分からないので気を引き締めて頑張ります」と、慢心はしなかった。試合前の円陣では中心に立ち、「レッツ ゴー！」と声を張った。やっぱりチームのど真ん中にふさわしいのは、この男だ。
原監督の教えを基に、最近の打撃練習ではノーステップ打法に取り組んでいる。打撃のバランスを整えるためで、「やっぱり打ちにいっても、手が遅れたり、逆に手が早くて足（下半身）が遅れたりすることがある。体の使い方がイメージしやすくなる」。そんな日々の工夫も打棒復活へのヒントになった。
岡本は「まだ何があるのか分からないので気を引き締めて頑張ります」と、慢心はしなかった。試合前の円陣では中心に立ち、「レッツ ゴー！」と声を張った。やっぱりチームのど真ん中にふさわしいのは、この男だ。
巨人の岡本和真内野手（２２）が、１１日からの西武３連戦（メットライフ）で“侍４番対決”を制し、チームをさらなる上昇気流に乗せる。
現在両リーグトップの２５本塁打、６０打点を誇る西武の４番・山川とは、昨秋の日米野球で互いに侍ジャパンの４番を託された間柄。交流戦の打率が３割９分１厘と状態を上げている若き主砲は「チームの勝ちにつながる打撃をしたい」と意気込んだ。
今でも脳裏に焼き付いている強烈な印象は、時間がたっても忘れるはずがなかった。岡本は球界屈指のスラッガー・山川の印象について聞かれると、こう口にした。
現在両リーグトップの２５本塁打、６０打点を誇る西武の４番・山川とは、昨秋の日米野球で互いに侍ジャパンの４番を託された間柄。交流戦の打率が３割９分１厘と状態を上げている若き主砲は「チームの勝ちにつながる打撃をしたい」と意気込んだ。
今でも脳裏に焼き付いている強烈な印象は、時間がたっても忘れるはずがなかった。岡本は球界屈指のスラッガー・山川の印象について聞かれると、こう口にした。
山川さんと言えば、やっぱりフルスイングですよね。あれだけ振って、（球を）仕留めることができるのは本当にすごい。すごいことです
圧倒的なパワーで本塁打を量産する姿は、若き大砲にとって衝撃的だった。
昨秋の日米野球で初戦、第４戦は山川が、第６戦で岡本が４番に座った。互いにトップチームでは初の侍ジャパン入りということもあり、全体練習前に早出で一緒にティー打撃を行うなど同じ時間を多く過ごした。練習からフルスイングを貫く山川から、岡本は多くの刺激を受けた。
一方の山川にとっても、巨人第８９代４番の打撃はインパクト十分だった。チームメートとして練習、試合と繰り返す中で、ある姿が目に留まった。
昨秋の日米野球で初戦、第４戦は山川が、第６戦で岡本が４番に座った。互いにトップチームでは初の侍ジャパン入りということもあり、全体練習前に早出で一緒にティー打撃を行うなど同じ時間を多く過ごした。練習からフルスイングを貫く山川から、岡本は多くの刺激を受けた。
一方の山川にとっても、巨人第８９代４番の打撃はインパクト十分だった。チームメートとして練習、試合と繰り返す中で、ある姿が目に留まった。
練習中からバット、足、腰の動きがずっと同じできれい。参考にしたいスイングをしている。下半身もどっしりしているけど、練習をたくさんしないとああはならない。（大きな下半身を）打撃でつくったことが分かる
報道陣から岡本の印象について聞かれ、そう賛辞の言葉を並べていた。さらにこう付け加えた。
僕は１５０メートル飛ばしたいと思って振って、打ち損じが１００メートルのホームランになる。でも岡本は芯に当てるのがうまいから、反対方向にも打てる
自分の理想像とは違うからこそ、その能力の高さを素直に認めていた。
山川は現在、両リーグトップの２５本塁打、６０打点。岡本は１１本塁打、３７打点だが、交流戦に入ってからの６試合で打率３割９分１厘、２本塁打、５打点と状態は上向きだ。巨人と西武はともにリーグ屈指の超強力打線が武器なだけに“４番対決”が試合の勝敗を分ける公算が大きい。「チームの勝ちにつながる打撃をしたい」と岡本。巨人の４番がチームを勝利に導く。
山川は現在、両リーグトップの２５本塁打、６０打点。岡本は１１本塁打、３７打点だが、交流戦に入ってからの６試合で打率３割９分１厘、２本塁打、５打点と状態は上向きだ。巨人と西武はともにリーグ屈指の超強力打線が武器なだけに“４番対決”が試合の勝敗を分ける公算が大きい。「チームの勝ちにつながる打撃をしたい」と岡本。巨人の４番がチームを勝利に導く。
巨人・岡本和真の打棒が復活しはじめたように見える。開幕から4番を任されてきたが、波に乗り切れず、6月4日の楽天戦では6番に降格。その時、原辰徳監督は「少し精神的に楽なところで岡本を打席に立たせたいと。（中略）ややビッグベイビーが困っているかなというところで、少し助けてあげようかと。勇人、丸、頼むぜ！というところだね」（スポーツ報知・2019年6月5日付）と説明した。4番から外れた岡本は3戦連続マルチ安打を記録し、7日のロッテ戦では4番に復帰。原監督の配慮が復調の手助けとなったようだ。
思い返せば、原監督は現役時代、『巨人の4番』の重圧に最も耐えてきた選手だった。巨人軍球団創立50周年の1984年、絶不調の原が4番を外された時の状況をライターの岡野誠氏が当時の文献から読み解く。
長嶋茂雄が監督を追われ、王貞治が現役引退を発表。1980年オフ、巨人には激震が走っていた。その年のドラフト会議で、原辰徳は4球団から1位指名を受ける。競合の末、藤田元司監督がクジを引き当て、念願の巨人入りを果たした。
思い返せば、原監督は現役時代、『巨人の4番』の重圧に最も耐えてきた選手だった。巨人軍球団創立50周年の1984年、絶不調の原が4番を外された時の状況をライターの岡野誠氏が当時の文献から読み解く。
長嶋茂雄が監督を追われ、王貞治が現役引退を発表。1980年オフ、巨人には激震が走っていた。その年のドラフト会議で、原辰徳は4球団から1位指名を受ける。競合の末、藤田元司監督がクジを引き当て、念願の巨人入りを果たした。
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