034 凡人(ぼんじん)とは、優れた性質や変わった性質を持たない人間のこと。庸人(ようじん)ともいう。凡人や庸人の『凡』『庸』は、「並」「普通」「平常」「平均的」「ありふれた」を意味する字である。 一般的に「凡人」「庸人」とは、優れた性質を持たない人とされる。類似語には集合としての「大衆」もあるが、「凡人」「庸人」は単数形の個人である。 対義語として「偉人」、類義語として「凡才」「庸才」、「凡才」「庸才」の対義語としては「偉才」「天才」「秀才」などがある。「偉人」「偉才」「天才」「秀才」はしばしばその特殊性から周囲の社会に馴染めない・異端視され易いのに対し、「凡人」「凡才」「庸人」「庸才」はその通常性から和を乱し難く、柔軟であるという利点を持っているとする意見もしばしば聞かれる。家庭や職場で平穏な環境を維持できる事は優れた能力と呼べるものであり、対人関係を重んじる場では「目立たない」事は有利と言えるかも知れない。しかし、優れた才能や存在感を持たない事は、競争の好まれる社会では不利で、周囲に埋没してしまうことも否めない。 匿名さん2019/12/11 19:20