三浦瑠麗「日本の平和の為に徴兵制を!」
日本に平和のための徴兵制を/豊かな民主国家を好戦的にしないために老若男女を問わない徴兵制を提案する
文藝春秋SPECIAL 2014秋 国際政治学者・三浦瑠麗
※冒頭略
◆「冷戦後」に対応できなかった日本(略)
◆平和を達成するための段階論(略)
◆血のコストを忘れた国民は好戦的になる
国際政治の構造とは別に、国家の意思決定に着目した次元が前述の「シビリ
アンの戦争」の問題群である。それは、血を流す兵士と異なりコストを意識し
にくい政権と国民が民主的に選び取る戦争である。第二次世界大戦後、米英仏、
イスラエル等の豊かな民主国家が行ってきた主要な戦争の殆どがこの類型で
ある。先進国の政権が民意に支持されて、力の劣る国に対し軍事介入を決断す
る場合、核抑止や国際法だけでは防げないことを歴史は示している。核抑止は
核保有国間の戦争を封じることにしか?がっておらず、主権国家が欲すれば、国
際法は自国に有利なように運用解釈することで事実上回避できるからだ。こう
した小中規模の戦争が、現在取り組まなければいけない平和への課題である。
文藝春秋SPECIAL 2014秋 国際政治学者・三浦瑠麗
※冒頭略
◆「冷戦後」に対応できなかった日本(略)
◆平和を達成するための段階論(略)
◆血のコストを忘れた国民は好戦的になる
国際政治の構造とは別に、国家の意思決定に着目した次元が前述の「シビリ
アンの戦争」の問題群である。それは、血を流す兵士と異なりコストを意識し
にくい政権と国民が民主的に選び取る戦争である。第二次世界大戦後、米英仏、
イスラエル等の豊かな民主国家が行ってきた主要な戦争の殆どがこの類型で
ある。先進国の政権が民意に支持されて、力の劣る国に対し軍事介入を決断す
る場合、核抑止や国際法だけでは防げないことを歴史は示している。核抑止は
核保有国間の戦争を封じることにしか?がっておらず、主権国家が欲すれば、国
際法は自国に有利なように運用解釈することで事実上回避できるからだ。こう
した小中規模の戦争が、現在取り組まなければいけない平和への課題である。