能登地震半年を前に馳知事が会見 復興遅いの声「否定しない」
2024/6/28
【石川】馳浩知事は27日、能登半島地震からまもなく半年となるのを前に会見を開いた。被災地の景色が変わらず、復興が遅いとの声があるという質問に、「全くそれを否定するつもりはない」と述べた。
会見では、復興の進行を説明。最重要としていた、断水の解消は当初、おおむね3月中としていたが、現在も約1400戸は復旧が難しいとした。仮設住宅は6810戸の需要に対し、6642戸で着工し、月末には当初目標の5千戸の完成を達成できるとした。
公費解体については、想定数の2万2千棟に近い2万865棟の申請に対し、2601棟で着手。申請の約4%の911棟(自費、緊急解体を含む)で完了し、来年度末の完了をめざす考えは変わらないとした。
そのうえで、「(復興が遅いのかには)地理的条件など、様々な要件が重なっているので、なかなかイエスというふうな言い方がちょっと難しい」と述べた。
また、「全然(前例が)ない災害で、今までしてきたことの評価は数字的にも非常に難しいと思うが、次々と起こる困難な事案にできるだけ早く手を打つことができたというふうには思う」と振り返った。
朝日新聞
【石川】馳浩知事は27日、能登半島地震からまもなく半年となるのを前に会見を開いた。被災地の景色が変わらず、復興が遅いとの声があるという質問に、「全くそれを否定するつもりはない」と述べた。
会見では、復興の進行を説明。最重要としていた、断水の解消は当初、おおむね3月中としていたが、現在も約1400戸は復旧が難しいとした。仮設住宅は6810戸の需要に対し、6642戸で着工し、月末には当初目標の5千戸の完成を達成できるとした。
公費解体については、想定数の2万2千棟に近い2万865棟の申請に対し、2601棟で着手。申請の約4%の911棟(自費、緊急解体を含む)で完了し、来年度末の完了をめざす考えは変わらないとした。
そのうえで、「(復興が遅いのかには)地理的条件など、様々な要件が重なっているので、なかなかイエスというふうな言い方がちょっと難しい」と述べた。
また、「全然(前例が)ない災害で、今までしてきたことの評価は数字的にも非常に難しいと思うが、次々と起こる困難な事案にできるだけ早く手を打つことができたというふうには思う」と振り返った。
朝日新聞