>>560
投開票日の会見で維新の馬場代表(当時)は与党入りについて「全く考えていない」「政治とカネの問題がクリアにならない以上、自公を信用するわけにはいかない」と改めて否定。国民民主党の玉木雄一郎代表も、連立政権への参加は「ない」と明言、「閣僚のポストよりも政策実現が大切だ」と説明した。
では、宙づり国会における与党との政策実現に向けた「優先交渉権」を国民民主党が得た理由は、日本維新の会が代表選挙に時間を取られたからだけであろうか。そうであれば、昨年12月1日に新代表に選出された吉村洋文代表に交渉力が生まれてもおかしくないはずだが、そうはなっていない。
年末の与党予算編成大綱に「教育無償化」の文字が修飾語として入っただけで補正予算案に賛成するなど拙い対応も手伝って、維新にバーゲニングパワーが生まれているようには全く見えないのだ。
実は、少数与党との交渉力を考えるときに参考になるのが、ゲーム理論の古典、ウィリアム・ライカーによる♦️ライカーモデルだ。政党は自党の利得=分け前をできる限り最大化しようと行動する。
投開票日の会見で維新の馬場代表(当時)は与党入りについて「全く考えていない」「政治とカネの問題がクリアにならない以上、自公を信用するわけにはいかない」と改めて否定。国民民主党の玉木雄一郎代表も、連立政権への参加は「ない」と明言、「閣僚のポストよりも政策実現が大切だ」と説明した。
では、宙づり国会における与党との政策実現に向けた「優先交渉権」を国民民主党が得た理由は、日本維新の会が代表選挙に時間を取られたからだけであろうか。そうであれば、昨年12月1日に新代表に選出された吉村洋文代表に交渉力が生まれてもおかしくないはずだが、そうはなっていない。
年末の与党予算編成大綱に「教育無償化」の文字が修飾語として入っただけで補正予算案に賛成するなど拙い対応も手伝って、維新にバーゲニングパワーが生まれているようには全く見えないのだ。
実は、少数与党との交渉力を考えるときに参考になるのが、ゲーム理論の古典、ウィリアム・ライカーによる♦️ライカーモデルだ。政党は自党の利得=分け前をできる限り最大化しようと行動する。